埼玉県の中心として、今なお発展を続ける「さいたま市」。2001年の合併以来、県内最大のターミナルと繁華街がある「大宮」に、埼玉の新たな顔として定着した「さいたま新都心」、そして文教都市として落ち着いた環境が魅力的な「浦和」など、さまざまな個性が競い合う都市として注目を集めています。近年では「浦和パルコ」や郊外型のショッピングモールの開業が相次ぎ、買い物環境面がより充実してきました。
ショッピング以外にも、歴史的なスポットや文化施設・公園施設が充実しています。さまざまな面で楽しませてくれる街、それがさいたま市の魅力となっています。
名門校が集まる文教地区、落ち着いた住環境が魅力の「浦和」
伊勢丹やパルコなどのショッピング施設が立ち並ぶ、賑やかな印象の浦和駅周辺。しかし繁華街から一歩足を踏み入れると落ち着いた住宅街が広がっています。ちらほらと豪邸が点在する住宅街の中には、埼玉県内有数の名門校が集まっており、浦和駅周辺を中心に県内有数の「文教地区」となっています。旧浦和市内には「埼玉大学」をはじめ様々な学校が集まっています。特に「浦和高校」と「浦和第一女子高校」は多くの著名人を輩出した学校であり、歴史ある学校として知られています。また常盤6丁目には「埼玉大学教育学部附属小学校」が、別所沼に隣接した場所には同中学校があります。北浦和駅近くの「さいたま市立浦和中学校・高校」も進学校として知られています。
ちなみに、「浦和一女」のある岸町や「埼玉大附属中」のある別所、「埼玉大附属小」のある常盤などは、埼玉県内では有数の高級住宅街でもあり、落ち着いた住環境が広がっています。
『伊勢丹vsパルコ、浦和デパート戦争』
さいたま市内で繁華街といえば、大宮を真っ先に思い浮かべる方が多いかもしれませんが、浦和駅周辺もなかなかの充実ぶりです。浦和駅周辺は元々埼玉県の県都・浦和市の中心地であり、中仙道の宿場町だった歴史もある、商業が盛んなエリア。
昔から賑やかな西口周辺には、1981年に「伊勢丹浦和店」が誕生。現在では埼玉県で一番の売り上げ(2007年度・528億円)を誇るデパートに成長しました。そのほか伊勢丹に隣接するファッションビルの「コルソ」や、手芸用品の「ユザワヤ」など、特徴あるスポットが充実しています。かたや最近までちょっと寂しい印象だった東口には、2007年10月に「浦和パルコ」がオープン。浦和の新しい顔として注目されたのは記憶に新しいと思います。店内にはファッションフロアを中心に、シネコンや図書館、さらに地下フロアには大丸の食料品売り場があるなど、充実のラインナップとなっています。伊勢丹とパルコという、浦和駅を挟んだ両者の競い合いにより、浦和のショッピングスポットとしての地位は大きく向上しています。
県下最大のターミナル・大宮
JR京浜東北線・埼京線など13路線が集結する埼玉県内最大のターミナル駅・大宮駅。JR東日本発表の2009年度の1日平均乗車人員は236,424人、埼玉県内では第1位の規模であり、毎日多くの人々に利用されている巨大な駅です。県内最大のターミナル駅にふさわしく、駅の周辺には県内最大級のショッピングゾーンが形成されています。東口には昔ながらの繁華街が広がっています。「高島屋」や人気の雑貨店「ロフト」をはじめ、大型店のみならず数多くの個性的な店舗が軒を連ねる繁華街として親しまれています。
再開発によって整備された現代的な雰囲気の西口には、「そごう大宮店」やショッピングビルの「大宮アルシェ」、丸井・大宮オーパに埼玉県内唯一の東急ハンズなど約40の専門店が入る「DOMショッピングセンター」など、さまざまなシーンに対応できるお店が集まっています。大宮駅自体も駅ビルの「ルミネ」やエキナカ施設の「エキュート」などのショッピング施設が充実しており、ひとつの街のような雰囲気をたたえています。
『浦和レッズvs大宮アルディージャで盛り上がる「サッカーの街」』
かつては、高校サッカー選手権優勝校が多く集まる、静岡県に次ぐ「サッカー王国」として知られたさいたま市エリア。現在は「浦和レッドダイヤモンズ(略所:浦和レッズ)」と「大宮アルディージャ」というJ1チームが複数立地する日本で唯一の自治体であり、サッカー熱の高さが伺えます。ファンの熱狂ぶりが広く知られる「浦和レッズ」ですが、「AFCチャンピオンズリーグ 2007」には優勝、「FIFAクラブワールドカップ2007」では3位獲得と、国際的に活躍するクラブチームに成長しました。
また、女子サッカーチーム「浦和レッドダイヤモンズ・レディース(レッズ・レディース)」も存在。「2009 プレナスなでしこリーグ」で優勝、2010年には「日韓女子リーグチャンピオンシップ」でも優勝するなど活躍しています。
浦和の街なかには、レッズに関連するスポットが充実。オフィシャルショップの「レッドボルテージ」や、浦和パルコ内にあるコミュニケーション「スペースレッズゲート」などのスポットに加え、伊勢丹周辺には選手たちの手形が飾られているスペースも。特に試合後の街なかはレッズ一色となり、地域との結びつきを強く感じます。
「大宮アルディージャ」も旧大宮市民をはじめ、多くの人々に愛されるクラブチームです。特にレッズとの公式戦である「さいたまダービー」はそれぞれの愛郷心があふれる、浦和と大宮のライバル関係を象徴する戦いとして大いに盛り上がります。
歴史と未来が交錯する、文化の香る街
江戸の五街道のひとつ・中仙道が通り、氷川神社や調神社などの歴史ある寺社仏閣が多いさいたま市。浦和・大宮ともに歴史と文化を身近に感じられる街として知られています。特に美術館や博物館が充実しているのが特徴的です。浦和には、モネ・シャガール・ピカソといった海外の巨匠から日本の現代作家まで、すぐれた作品を所蔵している「埼玉県立近代美術館」や私立美術館の「うらわ美術館」など、アートスポットが充実しています。
かたや大宮には歴史を感じるのに最適なスポットが充実。特に2,400年前からあるといわれる「氷川神社」の周りには、歴史・民俗・美術を総合的に扱う人文系総合博物館の「埼玉県立歴史と民俗の博物館」や大宮周辺の歴史を紹介する「さいたま市立博物館」など、公立の博物館が充実しています。
さらに2007年10月にオープンした「鉄道博物館」に大きな注目が集まったのも記憶に新しいのではないでしょうか。蒸気機関車をはじめ36両もの実物車両などが展示が行われており、子供や鉄道ファンではなくても思わず楽しくなってしまうスポットとして高い人気を集めています。




